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雇われる側が試用期間中にチェックしておくべきこと

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まず初めに、試用期間とは何かを説明しますと・・・

 

“試用期間”

新しく採用した従業員の適正や能力を把握したり、評価するための期間のこと。

履歴書や面接だけでは分からないスキルや勤務態度などをチェックするために設けられた制度なんです。

 

“試用期間”なんて言われると、その間ずっと試されているような気がしてドキドキしたり、何かして解雇にならないかビクビクしながら仕事をしている方もいるのではないでしょうか?

 

でも、試用期間中の解雇も「正当な理由」が必要なんです。

「正当な理由」ってなにかというと、働いてみたらその人の健康状態が異常に悪かったり、遅刻常習犯だったりと、雇った側がきいてないよ~~というのが判明した場合です。

そしてそれらが、書類や記録などでしっかりと証明できると解雇されることがあります。

 

私ドジだし、覚えが悪いから解雇されるんじゃ・・・と心配される方もいるかもしれませんが、そんな理由で簡単に解雇できないから安心してください。

※ただし☝

雇った側が仕事が出来ない人に対して、きちんとした指導をして、努力したにも関わらず、お手上げ状態というのが書類や資料から分かる場合は「今後も成長や改善の余地がなく、正社員としての資質を備える可能性もない」と証明できる状況であれば解雇という事になるかもしれません。

でも、そこまでいくまえに自分で「こりゃ向いてないわ」と気づきますよね。

 

なので、会社の規則を守っていれば、使用期間後に正社員となれます。

 

大事なのはここから☝

雇われる側が、試用期間中ただ受け身になっていてはいけません。

逆に会社や職場が自分にとって、今後も働いていける場所なのかを、きちんと判断することです。

試用期間は最長でも6か月くらいです。

半年なんて、本当にあっという間です。

ブラックな職場で正社員になってしまったら、それこそ辞めたくても辞めさせてもらえず、ドツボにはまってしまいます。

 

では、実際どんなところをチェッすればよいのか。

 

★職場の人間関係

これは実際に入ってみないとわからない事。

看護師であれば看護師転職サイトで紹介してもらった病院に入ることもありますね。

私も今の病院は転職サイトからの紹介でした。

「アットホームですよ。」なんて聞いてたけど、だいぶ話しがちがうじゃーーーん!て感じでした。一か月もいればだいたいどんな感じか分かりますよね。

 

★新人教育の環境が整っているか

これ、結構大事です。新人教育がしっかりしているところは、それ以外の教育もしっかりしているし、職員の勤務態度の指導もしっかりしています。

看護師であれば、生涯学習で日進月歩の医療に対応していかないといけないわけですし、そこがきちんとしていない職場では自分の成長が感じられず、気づいた時はすでに経験5年とかたっていて、いまさらほかの病院で働ける自身がない(泣)状態になってしまいます。

★時間外の仕事があるか

時間外といっても、日勤の仕事が終わらない以外にも、休日に職場にきて委員会や係の仕事があるといった場合や、日勤の自分の仕事以外にも夜勤者がバタバタしていて日勤時間でないのに普通にナースコール対応しているといった病院は注意です。

新人のうちは勉強会やケースをまとめたりと自分の成長にとって必要な時間外は必要ですが、休日をおろそかにしている職場は仕事とプライベートのメリハリがしっかりとされていないと考えて良いです。

★勤務希望に偏りがないか

勤務希望は使用期間といえ、職場の規定通りであれば全員が出してよいもの。

それが、新人が希望するなんて生意気。とか、日曜日は子供がいる人が優先ね。といった不平等な感じになっているなら注意です。

あと、休日希望5日まで!とされているのに、それを守らず10日とか普通に希望されているのが良しとされているのは注意です。

それは上司の威厳が軽視されている職場=まとまりのない職場です。

★給与形態がしっかりしているか

勤務時間外手当はきちんと出ているか。ボーナスはどうか、といった給与形態は聞きづらいですが実際に勤務している人からそれとなく情報をもらいましょう。

看護師であれば、「ここら辺の病院に比べるとここは安いんだよ」とか、「〇年働いているのに基本給全然あがんないよ」と言った愚痴が聞けるかもしれません。

 

雇われる側だって、聞いてた話と違うよ~ということがあります。

目的と異なった職場で働いてもその後の未来は明るくありません。

それであれば早めに次をみつける事です。

 

ただ、試用期間中といっても、「私には合わなかったので明日から来ません。」はダメです。

直属の上司にきちんと退職意志を告げ退職届を提出しましょう。

使用期間とはいえ、やることは正社員の退職手続きと一緒です。

 

何が良いかというと、試用期間中の方が引き留められにくいし、指導してくれた人が「あんなに一生懸命教えたのに!」といったトラブルも小さく抑えられます。

 

最後にひとつデメリット。

期間中の退職も自分の履歴には残ります。

次の職場に転職をするときに「なんでこんな短い期間で辞めているんだろう」と不信感を抱かれる要因になります。

 

以上のことを踏まえて、みなさんが自分にとって楽しく成長できる職場に出会えることを願っています☆彡