不妊治療といっても、タイミング法から始まり体外受精(顕微授精)まで幅が広いわけですが。
結果、私はどこまでの治療をしたかと言いますと 顕微授精まで いきました。
人工授精が6回してダメだったところで不妊治療専門のクリニックの門を叩きました。
ドキドキしながらクリニックのドアを開け、一発目に感じた事は
「超~~ 人いるんですけど!!」
旦那といきましたが、どこ座る!?ってくらい席が埋まっていてオロオロしていましたが、先輩達は「これがあたりまえよ。」と言わんばかりに個々の待ち時間を過ごしているという、何とも異様な感じでした。
初診ではアンケートを渡されたり簡単な説明を受けたり、おおよそ半日はクリニックにいましたが、ここでひとつの疑問があがりました。
「あれ?この間に全く呼ばれていない人もいるじゃん。」
診察室に呼ばれても、その後に注射がある人はさらにまた、長い待ち時間を待合室で過ごしているのです。
ホント、半日クリニックの中に縛り付け状態です。
年齢は20代~50代くらいの方まで幅広くいました。
中には仕事着で来ている方もいました。
私は看護師なので、休日は不定期で夜勤もあるため、比較的休みの日はコントロールしやすいのですが、カレンダー通りの勤務の方は一体どうやって通院しているのだろう、との疑問が芽生えました。
というか、治療を終えた今でもその疑問は解決していません。
ホント、どうやって会社に通院の時間をもらっているのですか??
予想がつく事は、その時間をもらうために大変肩身狭い思いで、申し訳ないなと毎回感じながら通院しているのではないでしょうか。
上司や同僚からの冷やかな視線を感じながらも、いつか授かる子供を夢見て、治療との両立を頑張っているのではないでしょうか。
先ほど “治療を終えた” と書きましたが、治療が実り今は2人の娘がいます。
2人とも仕事との両立をしながら、授かる事ができました。
今までの人生、何が一番辛かったかと聞かれれば、即答で 不妊治療!と答えます。
自分で言うのも何ですが、根性には自身がある私が言うのだから、本当に辛いんです。
私の場合は身体の不調は根性で何とでもなりましたが、精神面がダメでしたね。
鬱とは程遠いと思っていた私ですが、たぶん、鬱でした。
これを話すと、非常に小分けにしないと話が終わらないため、本日はここまでとします。
このブログを見ていただいている方は、現在まさに不妊治療を頑張っておられる方がいるのではないかと思います。
私はこの不妊治療に関してはただの武勇伝ではなく、頑張って、でも心が崩れそうな方に寄り添えるものにしたいとおもっているので、また覗いてもらえると嬉しいです。